【Products - Light Series】

■強化クラッチのイメージをひっくり返す、走ることが楽しくなる新感覚クラッチ!!

マニュアルトランスミッション車の楽しさはエンジンを高出力したり、ドリフトしたりするだけではありません。ドライバーが気持ちよく操作する楽しさもあります。しかし、今までの強化クラッチはその楽しさは少し違うところにありました。どこか乗りにくかったり、乗りやすいものがあると思えばノーマルと変わらない操作感だったりと。ORCのLightクラッチシリーズはエンジンが軽やかに回り、シフトチェンジが楽しく、半クラッチのフィーリングが良い、そんなクラッチです。

POP UPクラッチパフォーマンスレーダーチャート
POP UPクラッチシリーズ推奨カテゴリー
ORC-400 Light

■クラッチカバーの特徴

1.標準(STD)カバーと高圧着(HP)カバーを設定。

必要トルクとペダル踏力を選んでいただけます。

ORC-400Light

ORC-250Light

  対応トルク 参考馬力:過給器付車 ペダル踏力
STD 390N・m
(40kgf・m)
240kw(330ps) 12〜15kgf
HP 490N・m
(50kgf・m)
308kw(420ps) 17〜19kgf
  対応トルク 参考馬力:過給器付車 ペダル踏力
STD 245N・m
(25kgf・m)
184kw(250ps)
170kw(230ps)
11〜15kgf
HP 313N・m
(32kgf・m)
235kw(320PS)
200kw(270ps)
13〜18kgf

標準カバー使用時はクラッチ踏力が純正クラッチに近く、疲労を少なくします。
純正クラッチのクラッチペダル踏力は12kgf程度です。
高圧着カバー使用時は純正の3割アップ程度のペダル踏力に設定。
他のORCシリーズでは、この中間程度のペダル踏力になります。
他社の一般的強化クラッチは高圧着カバー使用時と同程度のペダル踏力となります。

2.半クラッチ域が純正クラッチに対して短めでスポーティ。

純正クラッチよりも少し半クラッチ領域を少なくし、スポーティーなフィーリングにもかかわらず、扱いやすくしっかり感のある操作性としました。

3.静音設計

ストラップドライブ方式のため、クラッチを切った時の音は発生しません。

4.オーバーホール、仕様変更時の費用が安い。

オーバーホール時の部品費を少なくするため、プレッシャープレートだけが交換できます。
※交換時は専用の治具が必要な為、工場に送付してください。

■Lightディスクの特徴

1.クラッチがスパスパ切れてシフトチェンジが軽く、気持ち良い。

軽快なシフトチェンジには、軽量なクラッチディスクが必要です。ORC Lightディスクは軽量化に重点を置いて開発しました。

2.有機系摩擦材採用。専用の新設計ディスク。

純正クラッチディスクでも採用されている有機(オルガニック)系摩擦材を採用しました。
純正クラッチで証明されているように、有機系摩擦材は乗り易さに優れているのが特徴です。

3.クッショニング機構の採用

半クラッチの扱い易さを高め、ソフトなフィーリングを実現するために摩擦材の間にクッションを設けました。
有機系摩擦材とクッショニング効果により、シフトチェンジ時の衝撃トルクを少なくする事ができました。
このことにより、ダンパー部をなくす事が可能となり、ディスクの軽量化ができました。

■軽量フライホイールの特徴

1.エンジンレスポンスが軽快で回転合わせが早い。

軽量フライホイールと軽量クラッチカバーの組合せにより、クラッチ全体をノーマル部品に対して
20%〜40%程度(一部を除く)軽量化しました。
さらなる軽量化は可能ですが、過度の軽量化をするとアイドリングが非常に不安定になったり、
急にエンジンが止まったりするため、この程度に抑えてあります。
フライホイールは高回転になるため、強度とバランスが優れていなければなりません。
また、過酷な条件下で使用されるため安易な軽量化はバーストする危険が伴います。
そのためORCでは、コンピュータ解析による精度の高い計算と適切な材料選択により、バースト強度を高めてあります。

■クラッチ型式別対応トルク表

クラッチ型式 対応トルクN・m(kgf・m)
250Light-STD 245(25)
205Light-HP 313(32)
400Light-STD 390(40)
400Light-HP 490(50)

プルタイプの作動方式を採用したモデルを新投入しました!

一部車種にプルタイプの作動方式を採用しました。
純正並みの軽い踏力と高い伝達力を実現し、切れ性が向上しました。